吉田です。
活字が好きです。中毒でしょう。本を持たずに入った蕎麦やなどでは、割り箸の袋を読んでいます。
手当たり次第の乱読ですが、最近いまさらながら、昔読んだ本を読み返す事を覚えました(苦笑)。
間抜けなことに、5年程前にたまりすぎた本を ブック○フ に出張買取してもらってしまったので、読み返したい本を ブックオ○ に買いに行きます。
そして、その舞台を訪ねてみることも覚えました。
夏休みには、つげ義春 を読み返して 犬目宿 を訪ねたり、十五少年漂流記 を読み返して無人島に漂流したりしました(こっちはうそ)。
井上靖の しろばんば を37年ぶりに読み返しはじめたら、伊豆湯ヶ島 を訪れてみたくなりました。それは、中学生の頃最初に読んだ時の情景と、今読み返した情景が同じだったからです。
ま、何十年経とうが、進歩の無い私の事だから、、、といってしまえば終わりの話なんだけど。本当の しろばんば の背景を見てみよう 湯ヶ島 へ向かいました。
お供は、しろばんば 暮れはなにかとあって、前編しか読み返していないので。
宿の、畳に寝転んで続きを読み返す。
至福のひととき。
翌日、湯ヶ島へ到着。
なんと、今年は 井上靖 生誕100年ということで、「おかえりなさい先生」 のキャッチフレーズのもとイベントが開かれていた。
ラッキー
こんな、地図看板もあちこちに。
伊豆というと、川端康成 とかぶった地もたくさんあるが、ここ湯ヶ島にかぎっては、川端は旅人。井上はこの地で、何代も続いたお医者の坊であり、洪作少年であり、洪ちゃなのである。したがって、「おかえりなさい」なのだ。
つづく。
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