紅葉 そこらへんの雑木林

吉田です。

師走のはじまり、武蔵野では紅葉の時期をむかえます。

新座市ですと、平林寺はもう有名なスポットです。あと、大和田通信所の銀杏もいいですね。ただ、ギンナン拾いに夢中になって、車にひかれないように注意しましょう。

有名スポットではない、そこらへんの雑木林が好きです。新座市とその周辺には、まだそんな雑木林が残されています。

そこらへんに残された、雑木林と小路。

今は、「残された」だけあって、すぐに周辺道路や住宅地などに出てしまう。

したがって、国木田独歩のように迷いはしない。

雑木林にはカエデ、クヌギ、の落葉樹はもちろん、クスノキ、松なども。

江戸時代、新田（畑だけど）開発されたこの地、宅地、畑、雑木林はセットだった。

落ち葉は、肥料に、小枝は焚付けに、育った木は薪に利用していた。高木の育つ余裕はなかった。つい４~５０年前までの事だ。

したがって、当時の雑木林は今よりも明るかった。きれいに、落ち葉かきもされていた半人工林であった。

見上げると、からすうりが赤るんでいた。

もみじが、見頃。

低く、薄くなった日を浴びて、木枯らしに揺れるもみじ。

もうすぐ、武蔵野にも冬が来る。

冬の雑木林もいいですよ！